性教育をやっている人は
たくさんいるけれど、
私の強みは
救命(亡くなる方)と産科(生まれる方)
どちらも見てきたことだと思っています。
そして、自分自身も死のうとした
経験があったことだと思っています。
「命は大切にしてね」
「愛されて生まれてきたのよ」
間違いではないけれど、
それももちろん伝えたいけれど、
私の性教育では
キレイゴトだけを伝えることはしない。
中絶にいくらかかるのか。
実際に中絶した女の子が、
どんな言葉を発したのか。
夜のお仕事をしていて
不妊になった女性が、
結婚してからその事実を知り、
どんなことを私に言ったのか。
子どもを欲しがる夫とは
その後どうなったのか。
親から一度も抱かれることなく
養子に出されたけれど
ひたすら愛され、幸せに生きてきた友人。
愛情いっぱいの家庭に生まれたけれど
ちょっとした掛け違いで
親と疎遠になっている私(笑)
親が再婚して
新たな母と子どものいる中で、
邪魔者みたいな扱いをされて
育ってきた夫(笑)
身の回りの体験も含め、
現場でもドラマみたいなことを
たくさん見てきました。
私にはまだ子どもはいないけれど、
私の所に来てくれるのかも分からないけど、
自分が取り上げた赤ちゃんたち、
読んでくれている皆さんのお子さん、
姪っ子甥っ子に孫、教え子、
血の繋がりなんて関係なくて
この世界にいる子どもたち
みんなに幸せに生きて欲しいです。
辛いことがあっても、
強く、生きる意志を持って欲しい。
人の痛みを理解し支えあえる人であって欲しい。
そんな一歩になる「性教育」をします。
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